自動遮光面選びのここがポイント！

溶接の際の強力なアーク光！
通常の遮光プレートでは母材の見える状態で狙いを定め、
遮光プレートをかざした時はアークが出るまではまったく見えない状態となってしまう為、
お面をかぶったままで、狙いを動かすことなく溶接作業に入れる自動遮光面は
溶接作業の効率化、負担軽減に大きく貢献します。　　


今では数千円で代えるものも出回っていたり、またこんなに高いの？？と驚くものがあったり
あまりにも多くの種類があり、この価格差は何？一体何が違うの？？
と迷ってしまいます。遮光面選びとは何を基準に選んだらよいの？



そんなお悩みの声を少しでも解消できればと大事なポイントを以下に記してみました

これを参考にご自身に最適の溶接面をお探しください！

★取り付け方式

　一般的な遮光面は頭にそのまま被るヘッドギヤタイプ（キャップタイプ）と
　ヘルメットの上に被るヘルメットタイプに分かれます。
　ヘッドギヤタイプでも、メーカーによりオプションでヘルメットに取り付けることは可能です。


★遮光速度

　アークが発生してから遮光プレートの色が変わるまでの時間です、アークの光はご承知の通り非常にきつく
　瞬間見ただけでも目がくらみます。
　遮光速度は分母が大きければ大きいほど、色の変わる時間が早く、ウェルダーの目が危険にさらされる時間を
　短くします。

★遮光プレートサイズ
　
　遮光プレートのサイズは視野範囲に比例します。
　とかく目の前しか見えない溶接作業、視野が広がることにより
　安全性があがります。




★アークセンサー

　センサーの数が多ければ、その分広範囲でのアークを拾う為、すばやいレスポンス
　またお面の位置による　誤動作等が少なくなります。


★選択モード

　・溶接モード
　　その名の通り一番よく使われる溶接作業モードです。
　　遮光の番号は大きくなればなるほど暗くなります。

　・切断モード
　　エアプラズマ切断など、遮光度がそんなに高くないアーク光に対応します。

　・グラインドモード
　　グラインダーを使う際の保護面代わりとして、いちいちお面を脱ぐ必要がありません。

　・X-MODE
　遮光面はアークセンサー＝光感知で瞬時にプレートの色を変えます。
　その為、太陽光の強い光がある屋外では、太陽光に反応して変わってしまったり
　またその逆で
　アーク光の弱い極薄物溶接や、小さいワークで手などによってアーク光がさえぎられたり
　パルス溶接などで一瞬でもアークが途切れる場合等、通常の遮光度に戻ってしまったりするケースが
　発生するケースがあります。

　そんな時便利なのがX-MODE
これは磁力を検地して遮光の反応を判断する為、アーク光以外の明暗に左右されることなく快適な溶接が可能です。

　
遮光面 TIP

そんな魅力満載の遮光面、実はこれに使われている液晶は熱に対して弱いんです。
　その為、厚物の溶接や、連続作業ではその寿命が短くなる宿命があります。
　その中でも
　MILLERのタイタニウムでは熱吸収率の低い塗装とアルミプレート内蔵ノレンズを使ったり
　マイト工業のINFO-1000,MR920,MR750G�Uには熱反射プレートで液晶を熱から可能な限り保護する役割を果たしているものがあります。

　昨今、いろいろな安い遮光面もありますが、ウェルマートではプロが認める信頼のおける品揃えでウェルダーの皆様の
　安全を守るお手伝いをしていきたいと考えます。